この記事では、FPS用キーボードはなんでもいい?について書いています。
仕事や勉強で使用しているキーボードのままFPSゲームをしていませんか?
高性能なデバイスを揃えたけれどキーボードだけは普段使いのままなんて人や、これからデバイスを揃えるけどキーボードは普通のを予定しているなんて人も多いですよね。
でも実は、キーボードの性能だけで周りのプレイヤーとの差が生まれてしまうって知っていましたか。
押したはずのキーが反応していなかったり、キャラクターコントロールが思ったようにできなかったりなんて悩みはキーボードに起因していたりするんです。
今回はFPS用キーボードはなんでもいい?をテーマにキーボードを選ぶ時に知っておきたいポイントなどを解説していきます!
FPS用キーボードはなんでもいい?
それでは早速、FPS用キーボードはなんでもいいのか紹介していきます。
結論から言うと、
FPSゲームをするなら必ずゲーミングキーボードを、さらに言うならFPS用のゲーミングキーボード使用すべきです!
キーボードはゲームを有利にできる性能をもっており、使用するのとしないのとでは大きく差が生まれてしまいます。
FPSではただの移動でもWASDの一つだけを押してキャラクターを操作するなんて事はめったになく、無意識でも複数のキーを押していることが多いですよね?
もし複数のキーが反応しないキーボードを使用していた場合、斜め右前に移動しようとWDキーを押したのに片方が反応せずに前方へ進んでしまったなんて事が起こるんです。
FPS用キーボードに大切な要素は?
FPS用キーボードといわれても、どの性能を基準に選んだらいいのか分からないですよね。
そんな人に向けて、FPS用のゲーミングキーボードを選ぶ時に大切なポイントを解説していきます!
キーの同時押し可能数
FPS用のゲーミングキーボードを選ぶ際に1番重要になのは、キーをいくつまで同時押し可能になっているかという点です。
ゲーミングキーボードには「ロールオーバー」という指標があり、これが同時にキーを押した際に認識可能な数を示しています。
つまり「4キーロールオーバー」となっているキーボードは、4キーまでは押した順番に確実にキーが認識されるキーボードということです。
例えば斜め移動をしながらスキルなどを使用する場合、WASDの内2つのキーとスキルをセットしているキーの合計3キーを同時に押すことになります。
もしジャンプもしながらとなると4キーの同時押しです。
これがもし2キーまでしか同時に反応しないキーボードだった場合、この4つのキーの内の2キーは反応しないということです。
アンチゴースト機能が搭載
ほとんどのゲーミングキーボードには「アンチゴースト機能」が搭載されています。
ゴーストとは入力したキー以外のキーを誤認してしまうことを指し、アンチゴースト機能はその誤認を防止する機能のことをいいます。
つまりこの機能があることでキーの同時押しの際にもキーの誤認を防ぐことができ、正確なキャラクターコントロールを行うことが可能になります。
打感を選べる
キーボードの打感は押しやすさだけでなくその入力速度にも影響があります。
自分のプレイスタイルにあった打感のものを選ぶ必要があります。
逆に反発力の強いキーボードの場合は、打ち心地が良くミスタッチも少ないため、FPSゲームではメカニカル方式の青軸が人気です。
キーボードの構造からどのような打感のものがあるのかを下記にまとめてみたので、自分にあったものを探してみてください!
キーボードの構造 | 打感 | 打感 | 耐久性 | 価格 | 軸の交換 |
---|---|---|---|---|---|
メンブレン方式 | 軽い | 静か | 低い | 安価 | 不可 |
メカニカル方式 | 硬質 | 大きい | 高い | 高価 | 可能 |
静電容量無接点方式 | 軽い | 静か | 高い | 超高価 | 不可 |
メカニカル方式に限りキーの軸本体の交換が可能な構造になっており、キーの破損による修理や打感の変更ができます。
軸はメーカーごとに異なりますが、主に下記の6種類が存在します。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
青軸 | 押し感が深く誤入力が少ない | 打鍵音が大きい |
赤軸 | 軽い打鍵感で打鍵音も小さい | 徐々に重くなる構造なので底打ちの人には不向き |
ピンク軸 | 赤軸の静音性をより高くした | 赤軸と同様のデメリット |
銀軸 | 赤軸の入力速度をより早くした | 誤入力をしやすい |
茶軸 | 程々に軽く押し感もある標準型 | 強い特徴がなく無難すぎる |
黒軸 | 押し感が深く静音性も高い | 反発力が強いため引っ掛かりを感じやすい |
マクロ機能が使用可能
マクロ機能が搭載されているゲーミングキーボードでは、キーの割り振りやショートカットキーの設定が可能です。
例えば「Ctrlキー+〇〇キー」で発動可能なスキルがあるゲームだった場合、この組み合わせをショートカットキーに設定しておけば一つのキーを押すだけで発動できるのです。
他にも定型文チャットをショートカットキーに設定しておくと、わざわざ文章を打たなくともチャットが送れるので便利です。
特にキーの同時押しが多いFPSゲームでは自分好みにカスタマイズすることで快適なプレイが可能になります!マクロ機能が搭載されているキーボードを選ぶのも良いです。
無線タイプと有線タイプ
ゲーミングキーボードの接続方式には無線タイプと有線タイプがあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
無線タイプ | ・コードが邪魔にならない ・持ち運びがしやすい ・他デバイスと兼任しやすい | ・電池交換や充電が必要 ・遅延が発生しやすい ・有線よりも高価格 ・接続トラブルが起こりがち |
有線タイプ | ・低遅延 ・電池交換や充電の必要がない ・無線よりも低価格 ・種類が豊富 | ・コードが邪魔になる ・持ち運びしにくい |
それぞれメリットとデメリットがありますので、自分の環境にあったタイプを選ぶのが良いです。
ただ、FPSゲームをするのなら断然有線タイプがおすすめなので、スペースが確保できてコードもきちんと整理できるならば有線タイプのものを選びましょう!
形状で選ぶ
FSPゲームをする上でテンキーなどはほぼ使用することがありません。
そのため、ゲーミングキーボードではテンキーを排除した「テンキーレス」や矢印やファンクションキーまでも排除した「60%レイアウト」が存在します。
通常のキーボードよりもマウスの可動域が広くなるだけでなく、中央寄りでの操作が可能になるため腕への負担軽減や操作性の向上にも繋がります。
FPS用キーボードおすすめ3選
FPS用のキーボードを選ぶうえで重要な要素を解説してきましたが、実際にキーボードを選ぼうとしたら種類がたくさんありすぎて選びきれないという人もしばしば。
そんな人に向けて、プロも愛用するおすすめゲーミングキーボードを3選ご紹介します!
これを買っておけば間違いないというものを選んだので参考にしてみてください。
プロ人気が高い代表格なキーボード『Logicool G Pro X』
形状 | テンキーレス |
---|---|
配列 | 日本語配列 |
方式 | メカニカル |
キーロールオーバー | 26キーロールオーバー |
サイズ(奥行×幅×高さ) | 15.3 x 36.1 x 3.4 cm |
軸 | 青、赤、茶(青が標準のため赤、茶は自身でカスタムが必要) |
マクロ機能 | ファンクションキーにて対応 |
ケーブル | 有線(着脱式) |
FPSゲームプレイヤーお馴染みのLogicoolのゲーミングキーボードです。
軸を交換できるので好みにカスタマイズが可能であり、青・赤・茶が揃っているので幅広い人の好みに合わせることができます。
プロと同じものを使いたい人や、自分の好みにカスタマイズしたい人におすすめです。
初心者におすすめなキーボード『HyperX Alloy Origins Core』
形状 | テンキーレス |
---|---|
配列 | 日本語配列 |
方式 | メカニカル |
キーロールオーバー | Nキーロールオーバー |
サイズ(奥行×幅×高さ) | 13 x 35.9 x 3.5 cm |
軸 | 赤 |
マクロ機能 | 全キーにて対応 |
ケーブル | 有線 |
ゲーミングブランドとして有名なHyperXの安心と信頼のキーボードです。
他のキーボードと比べると安いので、悩んだ時はとりあえずこれを選んでおけば間違いないといった感じです。
圧倒的なパフォーマンスのキーボード『Wooting 60HE』
形状 | 60%レイアウト |
---|---|
配列 | 英語配列 |
方式 | メカニカル |
キーロールオーバー | Nキーロールオーバー |
サイズ(奥行×幅×高さ) | 11.6 x 30.2 x 3.8 cm |
軸 | Gateron製のLekker Switch |
マクロ機能 | なし |
ケーブル | 有線(着脱式) |
アクチュエーションポイント | 0.1mm~4mmまで0.1mm単位で調整可能 |
ラピッドトリガー機能 | 0.15mm~2.35mmまで0.05mm単位で調整可能 |
FPSゲーマーの間で話題になった、ラピッドトリガー機能に初めて対応した高性能ゲーミングキーボードです。
ラピッドトリガー機能とは、キーを離してから入力内容が解除されるまでの深さを調整できる機能のこと
通常のキーボードではキー入力がオンになる「アクチュエーションポイント」とオフになる「リセットポイント」が元から設定されています。
そしてそのポイントを通過することで入力内容のオンオフが行われる仕様になっています。
ラピッドトリガー機能ではそのポイントが存在せず、キーの押し込み量によってオンオフの切り替えが可能です。
例えばアクチュエーションポイントを0.1mm、ラピッドトリガーを0.15mmに設定したとします。
その場合キーを0.1mm押し込むとキー入力がオンになり、そこからどれだけ押し込んだとしても0.15mm戻すだけでオフにすることができるんです。
VALORANTなどのストッピングが重要なゲームではこの差が大きく表れるため「Pay to Win(買えば勝てる・買うだけで有利になる)」と言われるほどです。
FPSゲームで勝ちたいなら絶対に購入すべきゲーミングキーボードです!
Wooting 60HEの入手が難しい人は『Steel Series Apex Pro TKL』
形状 | テンキーレス |
---|---|
配列 | 日本語配列 |
方式 | メカニカル |
キーロールオーバー | Nキーロールオーバー |
サイズ(奥行×幅×高さ) | 13.9 x 35.5 x 4 cm |
軸 | Gateron製のLekker Switch |
マクロ機能 | なし |
ケーブル | 有線(着脱式) |
アクチュエーションポイント | 0.1mm~4mmまで0.1mm単位で調整可能 |
ラピッドトリガー機能 | 0.1mm固定 |
お馴染みのSteel Series製品であり、2023年のアップデートによりラピッドトリガー機能が追加されたキーボードです。
調整域はWooting 60HEに劣りますが、安さや入手しやすさでWooting 60HEよりもおすすめです!
まとめ
今回はFPS用のゲーミングキーボードがどうして必要なのかを、その性能から解説してきました。
今のキーボードに満足していない人は、今回おすすめしたキーボードを参考にして自分に 合ったゲーミングキーボードを探してみてください!
周りのプレイヤーよりも有利で快適なFPSゲームのプレイを楽しみましょう!